スキップしてメイン コンテンツに移動

教皇

ローマ教皇
【鍵】
信頼の証、約束。天国の鍵、現世的な権威(銀の鍵)、宗教的な権威(金の鍵)。
司祭長の絵には、頼られる側(司祭長)と頼る側(下手 2 人の司祭)の構図が見える。
2 本のどっしりした柱の間にいる司祭長は、自分の社会的な地位や立場に相応しく自分を頼りとする人を支援する。
行政機関、学校の先生、会社のボス、雇用主、使用者、親、保護者などがこれに当たる。
2 人の司祭は、自分の望みを叶えるために、ある程度は頭を丸め込まれる(言う事を聞く)ことを受け入れますという素直な姿勢を表す。
一般市民、利用者、社員、子供、生徒などがこれに当たる。
頼られる側と頼る側お互いにとって信頼の鍵となるのは、マナー(銀の鍵)とモラル(金の鍵)である。
そして、赤いバラ柄の服の司祭はマナーを、青い白百合柄の服の司祭はモラルを体現している。
また、司祭長の三重冠や三重の錫杖には仰々しいパターナリズム的なニュアンスが感じられる。
パターナリズムとは、(政府や雇用主の)保護者的な統制主義、温情主義(必要なものは与えるが選択の自由を与えないやり方)を意味する。
平たく言えば親が子供のためによかれと思ってする介入や干渉である。
そのため時としてそれが、一方的な決めつけ、押しつけ、余計なお世話となってしまうこともあり、頼る側も時に反発心を起こし、双方ともにマナーとモラルが崩れることになる。

コメント

このブログの人気の投稿

タロット【太陽】の解釈

正位置 通常、大きな問題はなく明るい積極的な状況と言えます。 【吉兆】 目覚め、公の場、スポットライトを浴びる。 【鍵】 太陽パワー炸裂、始める意志力。 【道 1】 ガッツ、七転び八起き。 【道 2】 エチケット(社会の礼儀)を保つ。思いやり、優しさ。 【障害】 思ったままを口にする、抑えがきかない、頭ごなし、おしゃべり。 【凶兆】 影が差す、衰弱、失望。 逆位置 何らかの問題がある状況と言えます。困っている状況に焦点が当たっています。どのような反応が返ってくるかは、困っている人の行状によります。 【吉兆】 成長、変化、心理的な豊かさを得る、自分に適切なものを選択する。 【状況】 面倒見の良い頼りになる人がいる。困った時相談できる。 【反応 1】 暖かい思いやり、適切な援助。 【反応 2】 北風モード、カツ入れ、一刀両断リターンズ。 【障害】 質が悪い、不適切な行いをしている。 【凶兆】 修正できない、意志が弱い、衰弱。