スキップしてメイン コンテンツに移動

XVII. 星

74. 天空の娘、水際の住人/צ/水瓶座(“Book T”)

《大まかな意味》“Tabulated Rules”

希望、信頼、予想外の助け。しかし時に、考え・意見などが現実的でない、偽りや思い違いの希望など。

《PKT》

喪失、盗み、欠乏、投げやり;他の解釈によると、希望と明るい見通し。

(逆位置)傲慢、不遜、伸びしろなし。

《カード占いの手引き》“A Manual of Cartomancy”

I. 思慮分別の世界
下降する光、希望;不滅の象徴
II. 順応の世界
人間界の土壌に注ぎ込まれる──スピリチュアルで身体に影響する──聖なる働き;また地上の個々人に注ぎ込まれる精霊の贈り物;働きにより現れてくる魂
III. 目標達成の世界
生命の活気;神性の降下;無尽の生命の水

《妖精の言葉》“The Quest of the Golden Stairs”

星の娘──祈祷、夢見る、ヴィジョン、直感、人間性:“その心に関することは良い発見で真実です─けれど時はまだです”

《最後のステップ》“Steps to the Crown”

高みの向こうに星があるように上には光があります、海の中に星があるように絶望の中にも希望があります。

《絵的な鍵》

7 】 【星空】 【水瓶座】 【注ぐ】 【八芒星】 【】 【】 【】 【】 【樹木】 【野原】 【】 【】 【乳房


👉 ラベル:


《タロットの切り札》“The Tarot Trumps”

水瓶座の水の上で輝くヴィーナスの七芒星を表している、全ての形と側面における愛を導く力、浸礼(洗礼)の水の浄化により土星との緊密な関係が鎮められるように、人間性への浸礼(没入)の間、魂を明るく照らす。ハトの聖霊が、究極の達成を約しながら、知識の木の上を旋回する──そしてもう一方の側では生命の木が輝いている。
ペールカラーは夜明けと朝のスター・アメジストを暗示、ペール・グレイ、淡黄褐色(小鹿色)、ハト色(紫と桃色がかった暖灰色)、白、星のペール・イエロー。

《PKT》

八本の光芒を伴った大きな輝く星 1 つと、同じく 8 本の光芒を伴った小さめの星が 7 つ。前景の女性は全くの裸である。彼女の左膝は地面に、右足は水面にある。彼女は生命の水を 2 つの大きな水差しから注ぎ、海と陸とを潤す。彼女の背後には盛り上がった地面とその右側には灌木または樹があり、 その上に一羽の鳥が止まっている。この人物は永遠の若さと美を象徴している。この(中心の大きな)星は「燦然たる星」であり、フリーメイソンの象徴体系に登場するものだが、その点ではわかりにくくなってしまっている。 この人物が生活の場面に伝えるものは、天界と四大元素の本質である。このカードの題辞はまさしく、「無尽の生命の水」と「聖霊の贈り物」であると言われてきた。

いくつかの安直な解釈をまとめると、これが希望のカードであると述べてい る。他の(安直ではない)次元では、このカードは不死と内的な光であると認識されてきた。一般的な成熟した心(の持ち主)にとって、この人物は、 ヴェールを脱いだ真理の様式、不滅の美に光り輝き、魂の一部である海へ注ぎ込むもの、そして彼女の莫大な所有の程度を示すものとして、現われるであろう。しかし、本当のところは、彼女はカバラの「セフィラのビナー」における「偉大なる母」なのであり、それ(セフィラのビナー)は高次の理解であり、彼女(偉大なる母)は、セフィロト(生命)の樹の自分の水準よりも低い所へと(高次の理解を)伝え、彼ら(低い所のセフィラ)が彼女の(彼らの中への)流入を受け取められるようにしているのである。

コメント

このブログの人気の投稿

岡村隆史 失言と結婚

NHK「チコちゃんに叱られる!」でも活躍中のお笑い芸人ナインティナインの岡村隆史がコロナ禍の最中に ラジオで女性蔑視的な失言をした のは、2020 年 4 月 23 日のことだった。 岡村さんは四月二十三日深夜の生放送で、「コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。短時間でお金を稼がないと苦しいですから」などと発言。これに対し「性的搾取を待ちわびている」「女性蔑視だ」などと批判が集中した。 あまりニュースに関心のない私は 7 月 25 日にその記事がふと目に止まり興味が湧いて、この事件のシチュエーションを表すカードは何かと思い 1 枚引いたところ 杖の 4 だった。 杖の 4 は仕事もプライベートも充実している様を表している。ひと仕事をこなした後には、めでたいゴールで親しい人々と合流して存分に休暇を楽しむという感じである。 「ただし彼の場合、逆位置だったため(仕事中の)太鼓橋の上でコケてしまった。充実した気分が裏目に出て一段とハイになり、あのような軽はずみなことを口走ってしまった」──と、当時(2020-07-25)は解釈した。 しかしその後 10 月 22 日に「同じラジオ放送で岡村隆史が結婚を発表した」というニュースを耳にした。「ああ、本当はめでたいゴール(杖の 4)が待っていたということを意味するカードだったのか」と今にして言える。 すなわち、逆位置は、失言事件によって本来予定されていた結婚にケチがつき、一時的に延期等になってしまったようなことを意味していたのだろう。 起きた出来事に対して質問しただけだからと、カードの告げる未来にまで意識を広げなかったという反省事例に。

ブログ記事のメンテナンス

このブログに移転したのは、旧ブログで私個人の日記やメモや抜き書きのような記事がいつの間にやら膨大な数になり収拾がつかなくなったので、心機一転して「バニラのタロット占い」という形で基本的にタロットにテーマを絞ってブログを再構築しようと思ったから。昨年末から旧ブログとこのブログの合わせて 4000 件以上の記事を整理してきたが、一通り整理し終えて燃え尽きた感じになってしまった。そこで、今後の方針を指し示す「羅針盤カード」として 1 枚引いた。 出たのは「 XIV. 中庸 」 天使が左手のカップから右手のカップに水を移し変えている様子は、これまでの私自身の旧ブログから新ブログへの移行作業そのものを示している。 遠景に見えている向こう山の光とそこへと続く直線の道が、今後の私の道程を示しているのだろう。しばらく、光(新境地)へと到る道程は続きそうである。

卓球少女愛ちゃんの今

昨日(3 月 8 日)度重なる福原愛さんのニュースに気が引かれつい占ってみた。すると次のような結果であった。 とてもチャーミングで人気者( 戦車 )の愛ちゃんにとって、今の結婚生活はとても窮屈なものになっているようである( 司祭長 、 盃の 5 )。 そんな気持を抱えたまま母国へ帰り( 盃の 5 )新なビジネスに挑戦していく希望に燃えているが( 杖の 3 )、その反面家族の気持がバラバラになっている状況が見える( 盃の A 、 剣の 3 )。 もしも愛ちゃんが離婚をしたいと思っていたとしても( 杖の騎士 )愛ちゃんにとってそれは賢明なこととはいえない。 それは、この結婚は本来これ以上ないくらい富も幸せも築いていける結婚だからである( 貨の A )。 それに夫の江氏も家族を何より大切に思っているので、離婚をする気持はみじんもないようである( 剣の王 )。 結婚してから 5 年ほど経過しているようであるが、愛ちゃんはいろいろともう少し成長することが必要なのかも知れない( 戦車 逆位置→手綱を引き締めるべき)。 そうすれば、離婚などせずとも乗り越えられないものではないはずである( 杖の 9 )。