スキップしてメイン コンテンツに移動

盃の 5

蠍座の火星、1°──10°
30. 喜びの喪失

《ブック T》“Book T”

前と同じく白い光を放つ天使のような手が、ロータスを持ちその花が左右に落ちていく。ロータスは葉だけで蕾もない。ロータスの茎は噴水のように盃から伸びているが、水は流れ出てこず、他の盃も同様、盃はいくらか Z. A. M. の魔法道具の形をしている。上と下には居住地を表す火星と蠍座。
喜びの死あるいは終わり。失望。これら喜びが期待される物事における深い悲しみと喪失。悲しみ、不誠実、裏切り、悪意、価値・名声などを損なう、同情と親切に報復で返される。あらゆる種類の予期せず思いもよらない原因による心配、不安、トラブル。
ה(ヘー)のゲブラー(失恋、結婚破綻、友人の不親切、友情の喪失)

《PKT》

暗色のマントをまとった人物が、3 つの横倒しになった盃を横目で見てお り、残る 2 つの盃は彼の背後で正立している;背景には橋があり、小さな天守閣か保有地のようなものへと続いている。

このカードは喪失の一方で残っているものを示す;(図案では)3 つは取り除かれているが、2 つは残っている;このカー ドは相続、遺産、継承を示すが、望まれていた形のものではない;一部の解説者は、結婚、だがしかし苦々しい思いや欲求不満を伴うもの、とする。

概して好ましい;幸せな結婚;家督、遺産、贈り物、事業における成功。

(逆位置)ニュース、同盟、姻戚関係、血族、遠い祖先、帰還、不適切な計画。

長い間会っていなかった親戚の帰還。

《絵的な鍵》

】 【 5 】 【曇天】 【黒色】 【背中】 【うつむく】 【飲み物をこぼす】 【】 【】 【


👉 ラベル:盃の5

このブログの人気の投稿

女性に自殺を思いとどまらせたセラピードッグ

イギリス南西部デボン州で高速道路の上の橋から 飛び降り自殺を図ろうとしている女性を地元消防署のセラピードッグが思いとどまらせた という。この時の犬と女性の関係について引いてみたところ、犬は 最後の審判 の逆位置、女性は 盃の 8 の逆位置だった。 最後の審判それ自体には「最終結果」という意味があるが、逆位置の場合には、そのような思い切った最終決断に踏み切れない、「弱さ」「意気地の無さ」を示す。つまり、この事件のセラピー犬のディグビーは、女性にとって、自殺という発作的で不可逆的な行為を踏み止まらせるような、か弱い、いたいけな存在としてそこに登場したのであろう。彼女よりも、強く生きている警察官や消防隊員たちからのいわゆる“上から目線”の説得よりも、彼女が守ってあげる立場の存在である犬のディグビーの方が、彼女に生きる気力を与えることになったのである。 そして、盃の 8 だが、これも本来は失望を示すのだが、逆位置となると反対に「大いなる喜び・幸せ」などを示すのである。まさしく、追い詰められた中でのディグビーとの邂逅が、女性に生きる喜びを思い起こさせたであろうことは、想像に待たない。

小池都知事の過労

小池都知事が過度の疲労により静養が必要になったという。知事はどのような具合なのだろうかと引いてみたところ、 盃の 7 の正位置だった。 雲の中に 7 個の盃が並び盃の上には様々な物が乗っている。 盃の 7 の基本キーワードは、幻想的な成功、実現されない約束。アイデア、企画、解決だ。 収まりのつかないコロナ渦にオリンピックまで近づき、ますます状況が錯綜し「アイデア、企画、解決策」も雲をつかむような状態でまとまらず「実現されない」状況に、過度のストレスでヒステリック気味になっている状態だったのかも知れない。

さいたま ネットカフェ 人質立てこもり事件

さいたま市のネットカフェで 男が女性従業員を人質に立てこもり 、警察が説得を続けているという(追記: 30 時間後にようやく投降した )。男は何を考えているのか? 出たのは 杖の王 の逆位置。 杖の王の逆位置には、「従うべき助言」という意味があるが、警察の説得に従うことを意味していたのだろうか。 王が注視している先にあるものとして 貨の 2 の逆位置が出た。 貨の 2 の逆位置には、強要されて明るく振る舞うことや、文通、などいった意味があるとされる。 今回の事件では、ネットカフェのブースの構造上、窓がない密室状態であり、警察がインターフォンを通じて、説得をするしか手段がなかった。警察が、犯人が今のうちに素直に投降すれば、大した罪にはならないだろうとか、犯人の気持を楽にするために粘り強くインターフォンを通じた説得を行い、それに犯人が耳を傾けていた様子を意味していたのだろう。 犯人は投降したようだが、人質の健康状態など、現時点ではまだ詳細はわかっていないが、何はともあれ、一段落したのは幸いである。