スキップしてメイン コンテンツに移動

XXI. 世界

78. 時の夜の卓越した者/ת/土星(“Book T”)

《大まかな意味》“Tabulated Rules”

問題そのもの。総合。世界。王国。たいていの場合、質問の実際の対象を示す、なのでほとんど伴うカードにより解釈される

《PKT》

確定的な成功、応報、旅、航程、移住、飛行、場所変え。

(逆位置)惰性、固定化、停滞、恒久不変。

《カード占いの手引き》“A Manual of Cartomancy”

I. 思慮分別の世界
高次の摂理の下の栄光、明らかな物事の総和;主題に対する結論
II. 順応の世界
法と天国;シェキナー(地上における神の臨在の象徴・顕現);神聖な存在;到達した魂の状態;個々人の信仰の終わり、しかし神との合一ではない;恵みの状態といった方がより適切
III. 目標達成の世界
秘密が明らかになる;探求期間;改善された性質;神への気づき;幸福に輝いたヴィジョン

《妖精の言葉》“The Quest of the Golden Stairs”

依然として現実世界──聖なる門、集会、ユニオン、表明、結びの言葉、告別、終わり、タイムレス:“終わりはヴィジョンで見えます:ヴィジョンは終わりを迎えます”

《最後のステップ》“Steps to the Crown”

彼女の控え目で秘密で謎めいた愛の本質や知られざる輪廻の暗示にもかかわらず、彼女には自然の女神のリアルな魅力があります。彼女の科学的な研究は私たちの精神的な不安に関わっている月の障りの分野です。彼女は身体的な本能的直感によって適切に話しています。地理学より土地占い(風水)の方がより役に立ちますし占星術は天文学に勝っています。けれどもこれはパラドックス的な見方によってであり二義的なことです。

《絵的な鍵》

【天女】穏やかな幸運、理想的な伴侶、幸せな恋愛 【青空】 【】 【空中】飛行、旅 【乳房】 【】 【片足】 【無限・ウロボロス】 【月桂冠】 【リボン】 【バトン】 【顔】相手の顔色や表情を見る、気にかける 【テトラグラマトン】 【イーグル】 【ライオン】 【オレンジ色】 【雄牛


👉 ラベル:世界


《タロットの切り札》“The Tarot Trumps”

ユニバース。これは世界ではなくユニバースを表しているということに気づくべし。古代の人々にとって、土星が太陽系の限界だったということは、忘れてはならないことである。彼らには天王星なのか海王星なのか測定する術がなかった。故に彼らにとって、土星は、十字を象るケルビムのシンボルによりその基本の方位に印を付けられた、ゾディアックの渦巻きの道を通過する、全体の包括的な象形文字だった。
従って、このカードにおいて、私たちは Taro あるいは Rota の全体の総合を見出す。真ん中の人物はイシスというよりハトホル(Hathor, Athor, or Ator)である、故にこのように言い変えれるかもしれない隠れたアナグラムを示している:ORAT──man prays.(人は祈る)。ATOR ──to the Great Mother.(母なる神へ)。TARO──who turns.(回す人)。ROTA — the wheel of Life and Death.(生と死の車輪)。man prays to the Great Mother who turns the wheel of Life and Death.(生と死の車輪を回す母なる神へ人は祈る)
カラーは、運命の輪のようにスペクトラムと四大のカラーを含む、しかしそれらは、インディゴと土星のブラックと向かい合わせで配置される、暗闇に輝く星の白くかすかに光るのと、真ん中にいる Aimah Elohim のおぼろげのような人物とともに。
実践的なタロットにおいては、このカードは目の前の問題を示すと捉えられ、それは尋ねられた質問の主題である。

《PKT》

大アルカナの最後のメッセージであるこのカードは図案面において変更されていない──というより実際には変更できなかった──ので、このカードの持つ深い意味については一部は(『タロット図解』の中の第 1 部において)先述した(事柄と重複する)。このカードは、宇宙の完成と最終段階、宇宙に内在する秘密、宇宙が神の一部であると悟った時の宇宙的な歓喜も表わす。さらには、自ら知る霊から投影された、神的な霊視の意識状態にある魂をも意味する。しかしこれらの意味は、このカードの物質的な側面に関して先述した事柄の意味に影響を与えるものではない。

このカードは、マクロコスモス的側面については、複数のメッセージを持ち、それは例えば、表明(引き寄せ)の法則が自然な完成の最高点に達した時に、世界が復元された状態がそれである。しかし、それは古代の話の方が当てはまるかもしれない。あらゆるものが善であり、夜明けに星々が合唱し、神の全ての息子達が喜びの声を上げた(ヨブ記 38:7)という時代のことである。このカードに対する最も稚拙な説明の一つは、この人物は魔術師であり、彼が修行の最高段階に到達した時であるというものである。また他の作家(パピュ博士)は「絶対」を表わしているとするが、理解に苦しむ。この人物は「真理」を体現しているとも言われているが、しかしながらそれ は、17 番目(の星)のカードに割り当てた方がより適切なメッセージだろう。最後の例として、(エリファス・レヴィは)このカードを魔術師の冠と呼んでいる。

このブログの人気の投稿

岡村隆史 失言と結婚

NHK「チコちゃんに叱られる!」でも活躍中のお笑い芸人ナインティナインの岡村隆史がコロナ禍の最中に ラジオで女性蔑視的な失言をした のは、2020 年 4 月 23 日のことだった。 岡村さんは四月二十三日深夜の生放送で、「コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。短時間でお金を稼がないと苦しいですから」などと発言。これに対し「性的搾取を待ちわびている」「女性蔑視だ」などと批判が集中した。 あまりニュースに関心のない私は 7 月 25 日にその記事がふと目に止まり興味が湧いて、この事件のシチュエーションを表すカードは何かと思い 1 枚引いたところ 杖の 4 だった。 杖の 4 は仕事もプライベートも充実している様を表している。ひと仕事をこなした後には、めでたいゴールで親しい人々と合流して存分に休暇を楽しむという感じである。 「ただし彼の場合、逆位置だったため(仕事中の)太鼓橋の上でコケてしまった。充実した気分が裏目に出て一段とハイになり、あのような軽はずみなことを口走ってしまった」──と、当時(2020-07-25)は解釈した。 しかしその後 10 月 22 日に「同じラジオ放送で岡村隆史が結婚を発表した」というニュースを耳にした。「ああ、本当はめでたいゴール(杖の 4)が待っていたということを意味するカードだったのか」と今にして言える。 すなわち、逆位置は、失言事件によって本来予定されていた結婚にケチがつき、一時的に延期等になってしまったようなことを意味していたのだろう。 起きた出来事に対して質問しただけだからと、カードの告げる未来にまで意識を広げなかったという反省事例に。

小室圭さんはこれからどうするのだろう?

皇室ニュースを目にすると何となく見てしまうことがある。今日(3 月 4 日)も天皇陛下が眞子さまのご結婚について厳しい言及をされたというニュースが出ていた。ますます世間の風当たりが強くなってきているが「小室圭さんはこれからどうするのだろう?」と思いつい占ってみたところ次のような結果となった。 眞子さまが小室さんをせっついてくる(⑤ 貨の10 、⑥ 恋人 の逆位置)ので、将来がかかっている仕事もあるのに(⑧ 貨の 3 )うんざりした気持になるが(① 盃の 8 、② 死 )、それでも小室さんは公には何も宣言することはない(④ 正義 の逆位置、⑦ 剣の 2 の逆位置)ような感じがする。 今の小室さんとしては、ご立腹の眞子さま(③ 剣の女王 の逆位置)を上手になだめることさえできれば(⑨ 盃の 9 の逆位置)と思っている。 結婚するもしないも考えてみれば当然のことだが、最終的な決定権は本物の皇族(⑩ 女帝 )である眞子さまが握っている。 結局、小室さんにとっては世間への対応よりも、眞子さまへの対応が命となっている。 という形にまとまった。

エリック・クラプトンがコロナワクチン接種を後悔

コロナワクチン接種後 「もうプレイできないのでは」と思うほどの副作用に苦しんだ というエリック・クラプトンについて、 盃の王 の正位置だった。 イルカのペンダントを下げた王が、玉座に座り波の上をゆらゆらと漂っている。 本人が語っている通り、何日も 海上 をゆらゆら漂い、船酔いのように様々な副作用に苦しんだであろう様子が絵のように浮かんでくる。 しかし回復したので正位置であり、その体験談を盃の王らしく多少愚痴っぽい後悔を滲ませ、受けるべきでなかったと友人のイルカに赤裸々に語っている彼の様子が表れているようだ。 一方それだけではなく、愚痴よりもより重要なこの王の特徴である「善にも悪にも強いが、悪との対決により惹かれる」という弱者の味方的な彼の姿勢が強く出ているとも言える。 彼は「でも、プロパガンダでは、このワクチンは万人に安全と言っていた」と友人に語り、さらにまた昨年はロックダウン反対ソングを作ったりと、傲慢な人たちを罰する ポセイドーン のような気概があるようだ。