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盃の 8

魚座の土星、1°──10°
42. 放棄された成功

《ブック T》“Book T”

ロータスの茎の束を持つ手。真ん中の 2 つの盃に白い水を注ぐ 2 つの花のみがある。盃はまだ満たされていない。上の 3 つの盃は空である。上と下に土星と魚座。
一時的な成功、しかしそれ以上の結果はない。獲得されるやいなや投げやられる。着手中の問題であっても続かない。成功における怠惰。場所から場所へと旅をする。理由なくがっかりし、不平を言い愚痴っぽい。富を探し求める。品位の程度による不安定、変わりやすさ、移り気
ה(ヘー)のホド(放棄された成功、何事においても興味の衰退)

《PKT》

がっかりした様子の男が、彼の幸福、冒険、約束や、これまでの関心事が入った盃を、捨て去って行く。

カードの見た目が物語る通りであるが、他の解説では全く対照的なものがある──(他人に)喜びを与えること、優しさ、内気、名誉、謙虚。実占では、通常、このカードが物事が立ち消えになることを示したり、または重要だと考えられている物事が──良きにせよ悪しきにせよ──大した結果とならないで終わること、だとわかる。

美女との結婚。

(逆位置)大いなる喜び、幸せ、祝宴。

完璧な満足。

《絵的な鍵》

】 【 8 】 【】 【】 【】 【赤色】 【背中】 【うつむく】 【杖】 【岩礁


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モデルのマリエによる告発で島田紳助の枕営業行為に加担したとして槍玉に挙げられている出川哲朗。出たカードは剣の A の逆位置。 剣の A は言うなれば風の力の根源。雲から出た手が 剣 を突き上げ、平和の象徴オリーブと苦しみの象徴シュロの葉が垂れ下がった 冠 を支えている。背後には殺風景でシンプルな景色が広がっている。 これらから思い起こされるのはノアの方舟伝説で、 大洪水 の後、ノアが鳩を放つとその鳩がオリーブの小枝をくわえて戻って来たので、平穏が戻ったことを確認できたという話である。 今まで築き上げてきたものが、洪水のように、ドーンと一気に押し流されてしまうような巨大な力が襲いかかり、あまりの衝撃でその事以外考えられなくなって呆然としてしまうほどの状態に陥いることを意味する。 この件は、マリエの側からすれば剣の A(正位置)で、剣を振り下ろされる出川の側からすれば剣の A(逆位置)ということなのだろう。 まさしく「ヤバイよ! ヤバイよ!」と叫んでいるような状況なのかもしれない。 剣の A は絶大な正義の力を意味するが、本来はオリーブで象徴される平和のためにこそ使われるべきものである。逆位置の場合は、(それがたとえ本来は悪いことをした側であっても)剣によって傷付けられる側の痛みが強調されることになる。 おそらく、正義はマリエの側にあるのだろうが、結果的にそれに対する出川への世間からの制裁が不当に行き過ぎることになることを意味しているのかもしれない。