70. 偉大な変化させるものどもの子ども、死のゲートの主/נ/蠍座(“Book T”)
《大まかな意味》“Tabulated Rules”
時間。年月。変化。月、太陽と反対にやむを得ない変更。時に死、破滅、しかし破滅は稀であり、死はそれに伴うカードの裏付けがある場合に限られる。女司祭長と比較のこと。
《PKT》
終わり、死、破滅、腐敗、また男性は収入源の喪失;女性は多くの反対(に遭う);メイドは結婚する企ての失敗。
(逆位置)不活発、眠り、無気力、石化、夢遊病;打ち砕かれた望み。
《カード占いの手引き》“A Manual of Cartomancy”
《妖精の言葉》“The Quest of the Golden Stairs”
マスターの死──死、引き潮と満ち潮、伝説・言い伝え、魂の小道、通路、リンク、遺産相続:“暗闇と失業手当の背後に隠れた金の財宝があります”。
《最後のステップ》“Steps to the Crown”
「再統合」は、個人ではなく、個々の存在全体の終わりです。
《絵的な鍵》
【 3 】 【死神】 【蠍座】 【馬】 【曇天】 【川】 【船】 【道】 【塔】 【山】 【太陽】 【死体】 【高僧】 【祈る】 【冠】 【子供】 【花】 【花束】 【白色】 【赤い目】 【しゃれこうべ】 【武装】 【白黒】 【旗】 【ミスティックローズ】 【赤い羽根】
👉 ラベル:死
《タロットの切り札》“The Tarot Trumps”
変化、崩壊・分解。骸骨は時間の破壊的な力を一人生き伸びた存在であり、その上に建てられた構造物の基礎と捉えられるかも知れない、時間と空間の入れ替えを押し貫く類型、進化の要求に答える適応力があるが、まだ抜本的に変化していない;吊され人が上から下へと働く精神の変化の力であるように、下から上へと働く自然の変化の力である。
カラーは、視覚の世界における支配色のうちの 2 つであるブルー・グリーン(共に暗く薄い)、そしてオレンジとレッド・オレンジに輝く色。
《PKT》
生命のヴェールもしくは覆面は、より低いものからより高いものへの変化・ 変形・過程において、永続化され、これは、刈り取りをする骸骨の素朴な描写によるものよりも、一つの終末的な光景によるこの修正版のタロットにおいて、より適切に表現されている。背景に横たわるのは丸ごと霊的な上位世界である。馬上の神秘的な人物はゆっくりと進み、生命を示す神秘の薔薇を描いた黒い旗を手にしている。地平線の果ての柱の間に輝くのは、不死の太陽である。馬上の人は目に見える武器は何も携えていないが、王・子供・乙女は彼の前に崩れ落ち、一方で高僧は合掌して最期の時を待ち迎えている。
前のカード(吊され人)において私が死について述べた事柄は言うまでもなく、当然のことながら、秘儀的解釈をされるべきものであって、現実的実体(の死)についてのものではない。人が存在としての次の段階へ移るという自然現象(=死)は万人の辿る不可避の形態である(かもしれない)が、いずれにせよ、この異世界のほとんど誰にも知られていない入口は、いまだ現世にあっても、「秘儀の死」の状態へと続き、意識の形態を変えるのであり、この状態というものは常識的な死によって辿り着くことができるわけではない。13 番目のカードについての現存するオカルト的解釈は、全面的に通俗的解釈(終り、死、破滅、退廃)より優れており、再生、創造、目的地、刷新、その他である。