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フォルスタッフ

彼はいかにも満足げで物心両面で満足しているのかも知れない。

大変利発な彼は自己満悦や自画自賛の傾向が強いが、すかしこんだところがなくユーモアや方便を使うのが上手で洗練された言葉遣いをする。

実は大変根気強く努力家であるにも関わらず、それを表にあえて出さず人にけなされても余裕で受け流すような、器の大きがあるかも知れない。

彼はどんな目に遭っても、自分を居心地よく快適なコンディションに回復させる術に長けているようだ。

そこに「物質的な幸福」の鍵があるのかも知れない。

マーカス・カッツによると盃の 9 はシェークスピア劇「ヘンリー四世」に登場するフォルスタッフがモデルになっているらしい。

「ヘンリー四世」のフォルスタッフは、道化のような存在でハル王子の放蕩仲間だったが、最後にヘンリー五世となったハル王子から追放される。

盃の 9 の本質はフォルスタッフよりもヘンリー五世となるハル王子の方に近いようだ。

とすると「物質的な幸福」の鍵は環境や物事ではなく自分が変わることにあるといえるかも知れない。

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2020 年 9 月自民党次期総裁選

先月 28 日に安倍総理辞任表明があったので、来年 10 月までの残りの任期を引き継ぐ自民党の次期総裁について占ってみました。 菅義偉 官房長官「杖の6」←「隠者」 岸田文雄 政調会長「盃の王」←「剣の6」 石破茂 元幹事長「貨の5」→「貨の6」 という展開となりました。 石破氏が次期総裁になる可能性はまず少ないと思います。かなり不利な情勢のように見受けられます。 なので残る、菅氏か岸田氏のどちらかということになりますが、次期総裁の有力候補としては安倍さんの病による辞任がなければもともとは岸田氏なのだと思いますが、菅氏が任期引き継ぎの総裁となるのだと思いました。 絵で読み解いてみると、菅氏(杖の 6)が安倍総理(隠者)から月桂冠(リーダーシップ)を一旦(馬上で)受け取っている。(馬のベールに隠れているのは菅政権の後継として一年後の総裁選で本命の河野太郎氏?) 岸田氏(盃の王)は安倍さんが無事に任期を満了していれば有力な後継者だったところが、イレギュラーな事件(安倍さんの任期を残した辞任)によりチャンスを逃した(剣の6(逆))。 石破氏(貨の 5)はそもそも蚊帳の外で、全国の自民党員の人気は別として、主流派(国会議員)からは実質的に相手にされていないようです。